チーム千葉ボランティアネットワーク運営事務局

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帝京平成大学馬場教授インタビュー「はじめての ボランティア活動」について考える

チーム千葉ボランティアネットワーク運営事務局

25日前

  • コラム

~はじめに~

今回のコラムは、「ボランティアに興味があるけど、参加するか迷っている」、「ボランティアを募集したいけど、どこに気を付ければいい?」といった『ボランティア初心者』の方々が、活動側も受け入れ側も互いに理解し合いながら一歩を踏み出すきっかけになればと作成しました。

ここからは、ボランティア活動に自らも参加し、そして学生のみなさんへ積極的に活動の機会を提供している、帝京平成大学 の馬場宏輝教授に実体験をもとにお話しいただきます。


※日本ソフトパラフェンシング協会が生み出したソフトパラフェンシングを、チーム千葉ボランティアネットワークのメンバーが体験しました。その様子は「コラム:オリンピックイヤーにパラスポーツ体験!」 をご覧ください。


≪ボランティア活動初心者へ ボランティア活動は「身体活動を伴う教養」 ≫

活動参加にむけてどのような”心構え”が必要でしょうか。

「やってみたい」と思えることや「興味があること」に対して無理せず、自分の持っている時間や技能、経験、体力で協力する事がボランティア活動だと考えます。「災害ボランティアを募集しているみたいだから、そこに行かないといけないのかな?」と、無理して考えるよりは、自分ができることとして、マンションの花壇のお手入れなど自分が好きなことや得意なことへ参加し、自己実現をしていく経験を積む方が良いと思います。

また、私の経験から申し上げると、最初は1人で参加するより、友人や知人と一緒に参加してみると、活動をより楽しめるのではないかと思いますね。

活動への参加の意義について、どのようにお考えでしょうか。

人と関わるので、自分が行ったことに対して直接的に喜んでもらえることが、一つの大きな価値だと思います。よりアナログ的な経験を、今の時代に感じることができるのが意義といえるのではないでしょうか。ボランティア活動は、人生100年時代を豊かに過ごすための、身体活動を伴う教養だと思いますね。

学生など若年層の参加についてはいかがでしょうか。

ボランティア活動は「身体活動を伴う教養」だと思いますので、今の学生などの若い世代にとっては「参加していることが当たり前」の「教養」になりつつあります。若年層の皆さんには、その中でどのような実体験をして学びを得たか、未来の自分へいかに投資したかということを考えてみて欲しいですね。


≪ボランティア受入初心者へ≫

若年層の活躍の場として学生などに参加して貰うためには、どういった点を配慮したらよいとお考えでしょうか。

まず募集期間についてですが、アルバイトをしている学生が多いので、シフトを考慮すると1ヶ月以上前には募集して欲しいですね。次に、どのような活動内容なのかを明確にしたうえで、参加するためのハードルを低く設定する必要があります。活動内容の明確さは、どんな分野を学んでいる学生だと興味が湧くかといった想像をしてもらうと、いいのではないでしょうか。

また、全ての参加者が、コミュニケーションが得意というわけではありません。適度な距離感を見計らうことも大切にして欲しい点ですね。

大学で募集したいとお考えであれば、大学のボランティア掲示板にチラシを貼ってもらうよう、単に窓口へ郵送しても効果は期待できないと思います。直接活動の説明を行う場を設けたり、または生徒を繋ぐことができる先生に話して一緒に募集できる機会を設けていただいたりするのが良いと思います。

最後に、これは若者の活躍の場としてだけの話ではありませんが、「ボランティア」と「アルバイト」を同じだと考えている場合は大きな間違いだと思います。ボランティアとアルバイトを同じ場所、同じ時間、同じ内容で活動させて、一方にのみ報酬を出している事があるのですが、これではボランティアの意義を理解しているとは言えません 。主催者がボランティアを「無償の労働力」と勘違いをしている場合も見受けられます。実際に過去にボランティアに対して「そこのアルバイト!」と叫んだ方がいた現場も経験しました。仮に同じ場所で活動することになった場合は、責任の有無で区別をする。または対価があるアルバイトに対して、ボランティアは何を喜びや経験として得ることができるのか。そういった点で、ボランティアを活用したいと考える主催者、団体等の方には「ボランティア」と「アルバイト」の区別を意識して持っていただきたいと思います。 

≪さいごに ~ボランティアは「支援」から「支縁」へ~≫

ボランティア活動への想いを教えてください。

私は、スポーツボランティアを中心に参加するのですが、スポーツボランティアは「自己犠牲・奉仕活動」ではありません(他のボランティア活動も同様です)。スポーツが得意でなくても楽しめますし、スポーツの新しい楽しみ方になると思います。そして、参加したボランティア活動は「支援」から「支縁」への機会だと考えます。実際に私自身の経験として、車いすフェンシング京都ワールドカップへのボランティア派遣をきっかけに東京2020大会の技術役員 になりましたし、その「縁」が様々な機会での講演の場や、東京2020大会でのレガシーの一つとなる「日本ソフトパラフェンシング協会」 の立ち上げに繋がっています。

ボランティアマッチングに対する期待を教えてください。 

ボランティアのマッチングを行うサイトは数多くありますが、初心者にとってはハードルが高いなと思わせるようなものもあります。ボランティア活動に参加したい人の想いを汲み取ることができるなど、初心者が上手くマッチングできる機能を有するか、もしくはマッチングしてくれる人が配されていると、参加する側、受入れる側、双方にとって良いものになるのではないかと思います。

「チーム千葉ボランティアネットワーク」をはじめとしたボランティア活動を支援する皆さんには、参加する側、受け入れる側の双方に寄り添った運営を目指してほしいと考えていますし、それを実現できると期待しています。 


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